サマ師専用レギュレーションを語る上で欠かせないのが環境を支配する3つのアーキタイプの話だ。
今回の騒動でサマ環境への興味を深めた人、または新たにサマ環境で遊んでみたいと思った人の役に立てば光栄です。
上で書いたように現在サマ環境に存在する戦略は大別して3つのアーキタイプに分類される、サマ三国時代と呼ばれるのはまさにこのためである。
このレギュレーションでは
・阻止されない限りはサマは自由に行使することが可能
・相手のサマを見破り、行使中に相手の腕をつかむことがゲームの勝利条件として追加されている
・1マッチ中に阻止を3回失敗するとDQ
この3つの特徴的なルールに基づいて戦略の構築が現在行われている。
前置きはこの辺で切り上げて、アーキタイプの説明に入ろう。
・パーミッション
この環境での最大勢力。腕を掴まれたら敗北というルールは初心者にとってのサマの高い敷居として君臨している。
そのため自分がサマを行うのではなく、相手のサマを見破ることで勝ちを得る、一見無難なこの戦略が多くのビギナーに用いられている。
何よりこの戦略最大の見どころは足を用いた無差別攻撃を可能にしている点に尽きる。
カウンター(妨害)が失敗したとしても、足で机を大きく揺らすことでお互いのデッキを崩し、再シャッフルを要求することができるのだ。
しかしDQルールという制約や、自分自身がサマを行わないという大きな足かせもあり、中級者以上になるとパーミッションから卒業するプレイヤーも多く見られる。
・クロックパーミッション
非常に高い熟練度を要する構築である。
一方の手で相手のカウンターやサマを阻止しつつ、他方でサマを行い勝ちを狙う。
手先の器用さ、膨大な練習量、動体視力や注意力など必要とされるスキルは様々だが、この奥義を会得しないかぎり勝ち続けるのは不可能と言っても過言ではない。
相手の妨害と自分のサマを同時に行うということは大きなアドバンテージであり、これらの有効打の数が勝敗にそのまま影響する。実力が色濃く反映される世界である。
クロックパーミ戦略を会得したデュエリストは現在世界に20名、その半数は日本人であると言われている。
ジャパンスキルおそるべし。
・イカサマタッチ暴力
イカサマと双壁をなすMtG界の禁じ手、暴力をサマ環境に輸入した超邪道戦略。
まず対戦相手が一切のイカサマ行為やカウンターを行えないように暴力でもって叩き伏せる。
その後悠々とイカサマを決めて勝利を得るという戦略である。
自分のプレイに多大な集中力を要するクロックパーミッションの天敵とされ、この戦略を知らない初心者が多いパーミッションも洗礼を受けがちである。
一見最強に見えるタッチ暴力であるが、決定的な弱点も存在する。
ゲーム開始時に手札から暴力団等の名刺を場に出されると、並大抵の人間は一切の暴力を行えなくなってしまう。(これを業界では名刺力線と呼ぶ)
この戦略に対応するためにサイドボード15枚全てを組員の名刺にしている上級プレイヤーは少なくないため、近年減少傾向にある。
以上が3つのアーキタイプである。
初心者諸君にはパーミッションから始めて環境への理解を深めることを推奨する。
減少傾向にあるとはいえ、タッチ暴力は根強い人気を誇る戦略でもあるのでサイドボードに名刺を用意するのを忘れないように。
※この記事は決してイカサマ、またはそれに準ずる行為を推奨するものではありません。
今回の騒動でサマ環境への興味を深めた人、または新たにサマ環境で遊んでみたいと思った人の役に立てば光栄です。
上で書いたように現在サマ環境に存在する戦略は大別して3つのアーキタイプに分類される、サマ三国時代と呼ばれるのはまさにこのためである。
このレギュレーションでは
・阻止されない限りはサマは自由に行使することが可能
・相手のサマを見破り、行使中に相手の腕をつかむことがゲームの勝利条件として追加されている
・1マッチ中に阻止を3回失敗するとDQ
この3つの特徴的なルールに基づいて戦略の構築が現在行われている。
前置きはこの辺で切り上げて、アーキタイプの説明に入ろう。
・パーミッション
この環境での最大勢力。腕を掴まれたら敗北というルールは初心者にとってのサマの高い敷居として君臨している。
そのため自分がサマを行うのではなく、相手のサマを見破ることで勝ちを得る、一見無難なこの戦略が多くのビギナーに用いられている。
何よりこの戦略最大の見どころは足を用いた無差別攻撃を可能にしている点に尽きる。
カウンター(妨害)が失敗したとしても、足で机を大きく揺らすことでお互いのデッキを崩し、再シャッフルを要求することができるのだ。
しかしDQルールという制約や、自分自身がサマを行わないという大きな足かせもあり、中級者以上になるとパーミッションから卒業するプレイヤーも多く見られる。
・クロックパーミッション
非常に高い熟練度を要する構築である。
一方の手で相手のカウンターやサマを阻止しつつ、他方でサマを行い勝ちを狙う。
手先の器用さ、膨大な練習量、動体視力や注意力など必要とされるスキルは様々だが、この奥義を会得しないかぎり勝ち続けるのは不可能と言っても過言ではない。
相手の妨害と自分のサマを同時に行うということは大きなアドバンテージであり、これらの有効打の数が勝敗にそのまま影響する。実力が色濃く反映される世界である。
クロックパーミ戦略を会得したデュエリストは現在世界に20名、その半数は日本人であると言われている。
ジャパンスキルおそるべし。
・イカサマタッチ暴力
イカサマと双壁をなすMtG界の禁じ手、暴力をサマ環境に輸入した超邪道戦略。
まず対戦相手が一切のイカサマ行為やカウンターを行えないように暴力でもって叩き伏せる。
その後悠々とイカサマを決めて勝利を得るという戦略である。
自分のプレイに多大な集中力を要するクロックパーミッションの天敵とされ、この戦略を知らない初心者が多いパーミッションも洗礼を受けがちである。
一見最強に見えるタッチ暴力であるが、決定的な弱点も存在する。
ゲーム開始時に手札から暴力団等の名刺を場に出されると、並大抵の人間は一切の暴力を行えなくなってしまう。(これを業界では名刺力線と呼ぶ)
この戦略に対応するためにサイドボード15枚全てを組員の名刺にしている上級プレイヤーは少なくないため、近年減少傾向にある。
以上が3つのアーキタイプである。
初心者諸君にはパーミッションから始めて環境への理解を深めることを推奨する。
減少傾向にあるとはいえ、タッチ暴力は根強い人気を誇る戦略でもあるのでサイドボードに名刺を用意するのを忘れないように。
※この記事は決してイカサマ、またはそれに準ずる行為を推奨するものではありません。
コメント
特に名刺力線がツボりましたw